アボカドの発芽方法

今回の発芽方法について

アボカドの発芽方法はそのまま植えても発芽しますが、色々と私が実験してみて効果があったように思えるやり方を紹介します。土に植えた場合やそのまま水につけた場合、結構時間がかかる(2、3ヶ月かかることもある)のですが、これから紹介するやり方だと2~3週間で発芽します。

春から秋にかけて発芽させることができます。ただし冬が近いと発芽しても温室がない場合は越冬が厳しいかもしれません。

準備するもの

発芽させるのに必要なもの

・アボカドの種(取り出してすぐ使うのがよいが、すぐに作業できない場合は湿らせたティッシュで包んでおく)

・水が数cm以上入れることができる容器(私はヨーグルトのカップを使っています)

発芽後

・ポットもしくは鉢(5~7号くらいがいいかと思います、いきなりあまり大きすぎる鉢だと根の張りが悪くなるかも)

・土(赤玉土と腐葉土を混ぜたもの、無い場合はとりあえず市販の培養度でもOK)

手順

アボカドの種は冷蔵保存されていないものが望ましいです。仮に冷蔵保存してしまった場合でも絶対にだめというわけではないので、短時間の保存であったなら使ってみましょう。また種は長時間乾燥させないようにしてください。1日程度放置したくらいなら問題なく発芽しますが、あまりに長い期間乾燥させると種が死にます。

さてまずアボカドの種をしっかりと洗います。

アボカドの種

次にアボカドの種の下側5mmくらいのところを切り落とします。種が滑りやすいので怪我をしないように気をつけてください。切断面はきれいでなくてもいいので、怪我をしないようにゆっくり切り落としてください。

カットしたアボカドの種

そして周りの薄皮も剥いてしまいます。

何か水の入る手ごろな容器を用意して、切断面を下にして立てます。そして種が半分くらい浸かるように水を入れます。発芽するまで水に浸かるように適宜入れてください。そして直射日光の当たらない室内にその容器を置いてください。水を替えずに継ぎ足していっても割りと問題なく発芽しますが、ちょっと汚れてきたかなと思ったら水を替えるほうが無難かと思います。

(写真がなかったので別の種の写真、ヨーグルトのカップに入れています。)

水を入れてしばらくすると種の底面が割れてきます。その後、気温が25℃くらいあれば2~3週間くらいで発芽します。

カットしたアボカドの種の発芽

(根が見えて2日後)

はじめに種の下側が割れて、そこから根が伸びてきます。根が伸びてきたら小さめの鉢か、大き目のポットに土を入れて移します。土はとりあえず市販の培養土にするか、赤玉7腐葉土3で混ぜて使ってください。そして種の上側が割れて芽が伸びて葉が出てくるまでは日陰(直射日光の当たらない場所)においてください。強い直射日光に長時間当たると枯れることがあります。葉が出てきたら半日陰の場所に移してください。そこそこ大きくなったら日当たりのいい場所においてください。

今回のやり方による私の成果

私の場合ですが6個で試してみて全部発芽に成功しています。いずれも2週間くらいで種が割れて、その後数日で根が伸びてきました。管理も楽で安定感があるので最近はこの方法で発芽させています。その後の成長に普通に土に植えた場合と違いがあるかは分かりませんが、今回のやり方で発芽させた苗もとりあえずはちゃんと成長しているようです。